◆なぜお茶を習いたいのですか?

  〜是非あなたの思いをきかせてください

◆「なぜお茶を習いたいのですか?」
私がみなさんに必ず伺う質問です。
「お点前、というものができるようになりたい」
「作法やマナーを身につけたい」
「日本の文化をしりたい」
「なんとなくかっこよさそう」
「着物を着たい」
「美しい所作を身につけて品のある人になりたい」
「茶道を習っています、と言ってみたい」
「祖母が好きだったことを、自分も改めてやってみたい」
「お抹茶を美味しく点てられるようになりたい」
「お花が好き」「お菓子が好き」「陶芸が好き」
「非日常の癒やし空間に身を置きたい」
これまでにもいろいろなお答えをいただいてきました。

茶道を通じて、お一人お一人が「なりたい自分」に近づけたら素敵です。
私にも「こんな自分になりたい」という夢やあこがれがあります。
茶道を通じて「なりたい自分」に近づく日々を、ご一緒に楽しんでみませんか。


◆「作法」「マナー」
よく伺う言葉です。このトシになって和室でのマナーやお辞儀の仕方がわからないなんて恥ずかしい、今さらイチから習うなんてできるかしら、とおっしゃる方も多くおられます。「知らないことを学ぶ」には勇気がいりますね。「今の私はこれを知らない」と認めなくてはならないからです。でも、知らないことは恥ずかしいことではありません。今の日本では和室でのマナーやお茶席での振る舞いなんて、教わる機会もないのですから知らないのはむしろ当然です。みんな知らないことなので「今さら」なんて思われなくても大丈夫です。あとは「学ぼう」と一歩進む勇気ですね。

裏千家のお家元が「茶室にはマナーはあるけどそれはルールではない」とおっしゃるのを伺ったことがあります。茶道や和室にはたくさんの厳しい作法があると思われる方もあるようですが、それらはあくまでも「相手を気遣う上でのマナー」がもとになっています。「こうした方がお互いに気持ちいいね」ということが基本にあるので、なにもかも暗記しないと手も足も動かせない、なんてことはないのです。今の自分にわかることを丁寧に行えばいいのだと思います。

◆「着物」
着物を自分で着てみたい、着てなにかしてみたい、と言われる方も多いです。やはり伝統的な民族衣装である着物に対しての憧れは感じますよね。
茶道での正装は着物です。お稽古が進んだら「この機会には着物を着たい」という段階がきっと来ると思います。お手持ちの着物があればできるだけそれを活かせるようにアドバイスいたしますし、もしその場にはあわない、ということがありましたらリーズナブルに入手する方法も一緒に考えましょう。晴れ着のことを思われると「着物=高価」というイメージかもしれませんが、普段の着物はワンピースやスーツとあまりかわらない金額でも手にすることができます。着付けについては、私はもちろん自分で着物を着ますが、自分で着られるようになったきっかけは「お茶のたびに着付けの先生にお願いしていたらお金がもったない」という理由からでした(笑)。「着付けは昔習ったんだけど」という方も多いですね。習っただけでは何事も身につきません。お稽古などで機会をつくって、慣れれば着られるようになりますよ。
普段のお稽古ではお稽古着をお召しになっていただきたいとは思うので入会の方にはご案内します。

◆「綺麗な所作」
ものを持つときには指をそろえましょう。なにかを待つときは、ぼーっと立ってないでひとまず座りましょう。大切なものは片手で扱わずに、左手も添えましょう。ものを動かすときには引きずらないようにしましょう。できれば人様にお尻をむけて立ったり座ったりしないようにしましょう。
このようなことは、言われればその都度直せてもなかなか自分では気づけない。でもどうぞご心配なく、言われなくても意識できるようになるまで何回でもお教えします。何度も何度も(イヤかも知れないけど)言われているうちに、意識がそこに届くようになります。それが身につけば、お茶のお稽古のときだけではなく、普段の生活の中でも活かしていけると思います。

◆「非日常」
和室に正座して挨拶をする。多くの方にとってはそれだけで非日常ですね。和やかななかにも心地よい緊張感があります。お稽古にくるまでは「忙しいのに」とイライラしていたのに、すっかりリフレッシュして「来てよかった」にかわることもあります。
また、大人になると新しいことを習って段階を踏んで上達していくという機会が少なくなりますね。集中して自分の気持ちを整え、身体を動かし、記憶をだどる。いずれは記憶を頼らなくても身体が動くようになっていく・・・お点前を身につけていくことで、そういう経験もできます。これもまた新鮮です。

◆「なんとなくカッコいい自分になれそう」
これも大事だと思います! ジムに通うのも、英会話を習うのも、好きな服を選ぶのも、それがなくては生きていけないということではないですよね。でも「こんな自分になりたいから今これをする」「今の私が好き」という気持ちはとっても大事だと思うのです。「今の時代、茶道がなんの役に立つの?」という言葉も聞こえてきますが、スルーでいいじゃないですか! なんかカッコよさそう、やってみたい、それで十分だと思います。やってみましょう!(「やってみたけど、これは自分のしたいことと違った!」と思ったら辞めてまた別のコトを探されたらいいと思います・・・・←小さい声でしか言えませんが・・・)



 
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Last Update 2020/10/20