小学生のポテンシャル

 小学生のお弟子さんが二人きてくれてます。

 小3男子は寺子屋さんで月一度、もう2年になります。もう一人は小1男子、夏から始められて月3回きてくれていますがご家族の都合で少しお休みされ、昨日が1ヶ月半ぶりのお稽古でした。写真はたまたま一緒にお稽古した10月のものです。一緒だとお互い刺激になりますね。楽しく相談しながら、というのもあるし、「オレの方がよく覚えている」という競争心もあるし、お兄ちゃんを見習おう、小さい子の手本になろう、という気持ちも大切です。そういえば小3くんには妹がおり、小1くんにはお兄ちゃんがいるので、お互いの距離の取り方も上手なのかもしれません。

 

 昨日は小1くんが、かなり間のあいたお稽古でしたのに盆略点前を一通りやってみることができました。割稽古を楽しく進めて、お盆を運んで点前座でお茶を点てるのはまだ3回目。きっとイチから、いやもしかしたらゼロからまた思い出してもらわないとね、と思っていたのは私だけ。本人は、まるで先週もきていたかのようにニコニコ笑いながらいつものようにお稽古場に飛び込んできて、当たり前のように道具を準備してお点前してくれました。もちろん、まだまだ学ぶことはたくさんあります。でもお茶が好きで、点前ができるようになっていくことがおもしろくて、もっと上手になりたい、お母さんや先生に喜んでもらいたい、という気持ちが伝わってきて、私もお母さんもすっかりウルウルと涙目でした。


 1月には、小3男子くんも同じような姿をみせてくれていました。(一番下の写真) 

 彼も月に一度ながら休まず通ってくれて、お茶を点てては待ってくれている家族に持っていくのが本当に上手になっています。でも、お母さん曰く「お茶は、自分だけの時間」と思っているところがあるらしく?お点前をお母さんに見てもらうのはきっと嫌がるだろう、ということで機会がなかったのです。ところが先月は、お点前をして(でもちょっと遠くでみてもらってた(笑))そのままお母さんの座る場所までお茶を運んで飲んでいただくことができました。お母さんはお点前の様子をご覧になるのは初めてで、やはり感激しておられました。この彼は、3つ年下の妹のために「ぬるめで薄いお茶を点ててあげよう」と1年生で来はじめた最初から自分で気遣って調整していました。お茶の入ったお茶碗にポットからお湯を注ぐときに、どうしたらお茶が散らずに静かに注げるか、という工夫もしていました。感心です。


 彼らに共通しているのは、素直であるということです。もちろん子どもらしい我を通す部分がゼロではないですが、いつも穏やかで、なにを話しても教えても「ふ〜ん、そうなんだ〜」とそのまま受け止めて吸収していきます。そして「自分と相手」がいることを意識して気遣える。本当にいつも、私の方が教えてもらうこといっぱいです。


 ↓この写真で小3男子がお湯を注いでいるポット。昨日小1男子が持つのはちょっと重くて、思わず手を添えました。そういえば3年生くんも、1年生のときはそうでした。いつか軽々と持てるようになることでしょう。鉄瓶も重くなくなり、柄杓も自由に操る日がくるのがとてもとても楽しみです。






  • Facebook Social Icon
  • Instagram Social Icon

Last Update 2020/11/26