棗・大中小

「中棗でございます」・・・ってことは、ほかの大きさもある??

という素朴なご質問を受けて、並べてみましたみした。

丸くてころんとした塗の棗、みっつ並ぶとかわいいですね。



利休さんが好まれた棗の厳密な寸法が中村家には伝わっているそうです。なんでもそうですが、ずーっと伝わって残ってるって、すごいですね。大事に大事に守っている方がおられるということです。



大学生の頃にみた「敦煌」という映画。恥ずかしながらストーリーは忘れてしまいましたが、戦闘による?火事のシーンが忘れられません。大勢のお坊様が、お経や仏様の書物などを消失から守ろうとして命がけで寺院から運び出すのです。現代に生きる私たちは「それらは文化財だから適正に保存して後世に残していくべきだ」と思っていますが、そのもともとは、深く篤い信仰心によって当時から現在にいたるまで人々が命をかけて守ってきた結果なんだ、と感じて震える思いでした。以来、寺院や仏像や工芸品など、また無形の文化財についても見る目がかわりました。それまでは単なる「古くからあるモノ」としてしか理解できていなかったのだと思います。


私にも、有形・無形の伝わってきたものを、次に伝えていくという役割があるのですね。もちろん、お茶だけじゃなくてね。






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Last Update 2020/9/18