2018年 利休忌



2月28日は千利休が亡くなった日ということで、お家元をはじめ利休さんにつならなる様々な場でお参りの機会があります。その日程はいろいろだそうで、裏千家の宗家では3月28日です。利休さんだけでなく亡くなられた茶人の方々を偲ぶときでもあります。

こちらは実家の支部の月釜です。私の祖母は昨年亡くなりました。生涯を茶道に捧げたような祖母でした。私にとっては、膝に抱いてもらったこともおもちゃを買ってもらったことも記憶にはありませんが、それはそれは厳しく、そして愛にあふれた最初の茶道の師匠でした。その祖母を、ほかの亡くなられた先生とご一緒に支部として見送ってくださったそうです。この茶室は改装のため今年で使えなくなるときいています。祖母にとって命をかけたような場所で、支部のみなさまに見送っていただけたことに心から感謝したいと思います。

裏千家の同門組織を淡交会といいますが、この淡交会の行事の最初には「歴代お家元ならびに淡交会物故者に黙祷」をするのが習いです。先人が伝えてくれたから今のお茶がある、育ててもらったから私がいる、そうわかってるつもりでしたが、祖母が亡くなってはじめてこの「亡くなった先生方に黙祷」を捧げる意味がリアルに感じられるようになりました。祖母が歩き、母も歩く道を私も連なって行かせていただくことがどれほどありがたいことか、やっとわかるようになった未熟な私です。



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Last Update 2020/8/2