啓蟄

お稽古に急ぐ朝、階段の下でナミアゲハが地面でパタパタしていました。風の強い朝でした。このままでは誰かに踏まれてしまうな、と思って稽古場に連れてあがって、しばらくあたたかい床で時間をすごしてもらいました。ちょうど掃除がおわるころ見に行くと羽ばたきはじめていたので窓を開けて外に飛び立つのを見送りました。


私は子どもの頃から昆虫が好きで、大人になってからもこども達の自由研究を手伝いながらたくさんのナミアゲハを飼ったものです。餌をやり、体重をはかり、糞の重さも毎日はかりながら大きくなって行く様子を来る日も来る日もこども達と一緒に観察したのです。さなぎになる準備をして、さなぎになり、そして蝶になって飛び立っていく。もちろん残念ながらうまくいかない個体もありますが、見送るときの気持ちはほかに例えられないものです。


体の小さな春型のアゲハ。今年初めて出会いました。秋の終わりにさなぎになり、いろいろな試練をかいくぐってやっと今朝羽化したばかりだと思います。元気に飛んでいってくれてよかった。がんばれ。また姿をみせてね。


そういえば、昨日は啓蟄でした。次は春分ですね。



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Last Update 2020/10/20